2024.4.30

 

4月29日(月祝)

今は穀雨の季節、七十二候の「牡丹華」(ぼたんはなさく)は明日。ボタンで名高い長谷寺は今が1年で最も賑わう頃だが、ほかにも長岡京市の乙訓寺や明石市の薬師院もぼたん寺と言われているようだ。しかし、今年は早くも熱中症を警戒する日が始まった。

実質ゴールデンウイークは一昨日の4/27()から5/6()で、なんと10日間も。若いころは嬉しかったけど、年を重ねた今では、どうってことはありません。4/29に一時円安が加速し、1$=160円台に。海外旅行はかなり大きな出費になるみたいです。

3月16日に東京始発の北陸新幹線が金沢から敦賀に延伸しましたが、あまり便利になりすぎると、地方は観光で潤うことはあっても、長い目で見るとじわじわとさらに東京一極集中になっていくと考えます。人々の趣向も「インスタ映え」や「推し活」や、どんどん趣きが無くなって、ただみんな同じ方向に向かっているだけと感じているのは私だけでしょか。

音楽面でも人々の好みは変化し、マンドリン音楽ではイタリアオリジナルを聴く機会が減っているように思います。そんな風潮の中で、今回の追悼演奏会はイタリアオリジナルの貴重な曲目を中心に、クラシックを絶妙にマンドリンオーケストラにとりいれた富澤先生の編曲もあり、後世に引き継ぎたい楽曲が多いなぁ、と思います。

さて、今日は前回練習から1か月半空き、久しぶりの練習でしたが、2月から出席される方が回を重ねる毎に増え、音にどんどん厚みを感じるようになってきていると思います。

指揮者の意図する音に向かっているのではないかと思います。充実した練習日だったと感じています。以前NHKの「世界ふれあい街歩き」でイタリアのブッセートが流れていましたが、町中がヴェルディ一色、いつか行ってみたいと練習しながら改めて思いました。

次回は5月26日(日)。二十四節気の「小満」の季節、七十二候の「紅花栄(べにばなさかう)」春と秋が短くなってきている昨今、今年も夏の訪れが早いと思われますが、暑さ対策もしつつ京都でお会いいたしましょう。


2024.3.12

 

3月10日(日)

啓蟄を過ぎました。今年の啓蟄は3月5日でした。虫も花も活動を開始し、山が笑う季節。人も動物も、春の訪れを実感して、行動に変化が現れる季節と言われます。実行委員会で「ナブッコ」が決まり、懇親会が終わり、本格的に活動開始と行きたいですね。

この時期の旬の野菜は「うど」らしいです。私は食べたことがありません。うどは、苦味成分である「クロロゲン酸」と、「カリウム」が豊富な食材。

「クロロゲン酸」はポリフェノールの一種で、活性酸素から体を守る、抗酸化作用があることが知られていて、アンチエイジングと生活習慣病の予防に期待されるそうです。

「カリウム」は、浸透圧の調整に関わる栄養素で、塩分を体外に排出するのを促進してくれるので血圧低下とむくみの改善に効果が期待されるそうです。高血圧の私にとって、アンチエイジングを期待して練習の成果を少しでも発揮できるように「うど」を食べて練習の上達につなげたいものです。

2/15に日本のGDPがドイツに抜かれ4位に後退。2026年にはインドに抜かれ5位になるとの予測があるようです。そんな中で2/22に東証で株価が30,900円を超え、35年ぶりに最高値を更新。3/7には40,400台を記録。でもこの間、ドイツは9倍、韓国は3倍、アメリカは14倍に上がっている。日本経済はどうなっていくんでしょう。

さて今日は、「ナブッコ」練習開始。出だしのドラとチェロのかっこいい重厚な始まりに思わず酔ってしまいました。しかし、私はアレグロに全くついて行けず、本当に情けなく感じた1日でした。

全体ではさらに新たに参加された方も多く、回を追うごとに盛り上がっていることを実感しています。ただ、指揮者からは「半年経ったよ」、とまだまだ磨きをかけられるよ、と言われ続けています。

 

次回の練習日は4/29。1か月半以上空いてしまいます。新年度、引越しなど、何かと忙しい時期。新しい環境を迎える方もいらっしゃるかもしれませんが、練習音源も揃ってきましたので、個人練習の時間を確保して、磨きをかけていきましょう。


2024.2.12

 

2月12日(振休)。二十四節気の「立春」が過ぎました。皆さん福豆はいくつ食べましたか?年の数?数え年の数?

節分は年に4回ありますが、昔から立春から新年がはじまるという考えがあり、立春の前日の節分が重要視されていたそうです。

Wikipediaによると節分で豆まきをしたのは、「追儺(ついな)」という鬼払いの行事がはじまりと言われ、この行事は、大みそかに行われていたため、新たな新年の無病息災を願うということから「現在の年齢に新年の分を足した数の豆を食べた」と言われているそうです。「追儺」のほかに大儺(たいだ、たいな)、鬼遣(おにやらい)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)とも呼ばれています。

11日に全国一斉に年を取ると考えられていた昔の歳の数え方(数え年)と結び付けて、「節分には数え年の数だけ豆を食べる」ことが本来の考え方のようです。しかし、厳格な決まりはなく、実年齢の数だけ豆を食べたほうがわかりやすいという意見もあります。食べる豆の数にとらわれず、新しい年の無病息災を願って食べるということが大切ですね。

さて、練習開始から半年が過ぎ、本番まで1年を切りました。今月25日に参加者対象に実行委員会や懇親会も予定されており、これからの練習が盛り上がっていくことでしょう。

一部の曲の練習音源がアップされました。「個人練習に役立つ、これからどれだけ上達していけるか楽しみだ」、「毎回の練習に参加できないから、助かる」など、大きな反響が複数寄せられています。今までは毎回のように出席者が変わり、指揮者は同じことを毎回おっしゃっておられました。これからこのツールが広く生かされると、合奏の進捗が進み、大いに貢献することでしょう。

今日の練習はすでに活用されていた方がいらっしゃったのか、一段とレベルアップしたようでした。また、初めて参加される方も多く、今までで最も多い参加者数でした。その分音量だけでなく、深みや厚みのある奥行きのある合奏になったように私は感じました。

これからはテンポの変化や微妙な強弱の差、縦や横を揃えるなど磨きがかかってくると益々音楽になっていくようで楽しみです。

次回練習は3月10日(日)。そろそろ桜前線が気になるなど、春の便りを聞くにつれ心がうきうきしだしてくるころでしょうか。

 

先ほどのニュースで早咲きの河津桜が伊豆で例年より1~2週間ほど早く咲いているとのこと。合奏も華やかになっていくことを期待しています。

 


2024.1.7

 

1月7日(日)。あけましておめでとうございます。

追悼演奏会本番まであと1年になりました。

今年は能登地震、羽田空港での事故など悲しい話題で始まりましたが、これから明るく楽しい話題が増えてくることを祈っています。

最近は年末年始の準備として年賀状や正月飾り、御節料理も百貨店で注文したりで、個々に新年を迎える支度の光景がだんだんなくなり、日本の文化が変化していくことを寂しく感じます。

皆様、今年の年末年始はいかがでしたでしょうか。私は初詣をして、雑煮を戴いた以外は、いつもと変わらない年始でした。

二十四節気の「小寒」は1/5、芹が盛んに育つとされる頃とされています。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。最近ではスーパーで七草粥のセットを見かけますが、古い風習を残そうとしているようで、ちょっと嬉しく感じます。

さて皆様、今年最初の音出しはいかがでしたか。昨年8月から練習が始まり、かなり慣れてきたわりに寒さと正月気分でまだエンジンがかかりにくかったと感じた練習日でしたね。

演奏会まであと1年。富澤さんが「ほんとに演奏会するのか」と上から笑っているように思います。

来月2/25に演奏会参加者すべてを対象にした実行委員会が開催され、演奏曲やステージ構成、今後のスケジュールなどが話し合われ、ほぼ確定させるとのこと。さらに気合を入れて、これから練習の出来も伸ばしていきましょう。

 

次回練習は2月12日(月祝)。

 

二十四節気の「立春」もすぎ、春が待ち遠しくなってきますが、演奏会の本番まであと1年です。リスタートして、盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


2023.12.13

 

12月10日(日)。今回もいい天気でした。雨が少なく、琵琶湖の水位が下がり、水不足が懸念されています。

二十四節気の「大雪」は12/7、七十二候の熊蟄穴(くまあなにこもる)は12/12

今年は木の実が大不作で熊が人里まで下り、人的被害が全国各地で起こりました。またカメムシが大量発生しました。カメムシが多いときは雪が多い、という天気ことわざがあるようですが、近年はハズレているようです。因みに今年は暖冬の気配です。

朝晩はそれなりに冷えますが、寒い日は長く続きせず、寒さが緩む日は桁外れに緩みます。これも地球沸騰化の影響でしょうか。今日も緩む日を象徴する小春日和でした。

追悼演奏会の練習として今年の弾き納めでした。皆様いかがでしたか?

私は指揮者から、cresc.dimをしすぎないように言われた瞬間から大袈裟にしてしまい叱られたり、ミスタッチも多く、しかっりと真剣に聞き、楽譜を見ないといけないなと、また今回も反省の日でした。

合奏練習は、練習の度に上達出来ればいいですが、なかなかうまくいかず浮き沈みの繰り返しです。上達の度合いが徐々に上がり、浮き沈みが桁外れに大きくなく、そのブレ幅がだんだんと小さくなっていけばいいのかな、と思います。

次回練習、2024年の弾き初めは1月7日(日)。よいお年をお迎えください。

 

無病息災と練習の上達を願って、七草粥を食べる準備もしましょう。


2023.11.26

 

11月23日木曜日。勤労感謝の日。二十四節気の「小雪」は昨日でした。

今年は夏が猛烈に熱く長く、秋は短く、日本の四季が徐々になくなっていくことを痛感する年になりました。また季節の変化について行き難く、加齢をつくづく感じる年でもありました。

猛烈に熱い夏から始まった練習で徐々に増えてきた「トミザワテルシン」を練習でソロソロ発揮できる頃と思っていましたが、なかなかそんなに上手くいくものではありません。

しかし、毎回遠方からでも参加される方がいらっしゃり、「トミザワテルシン」を発揮されています。敬意を表します。

回数を重ねる度に参加者が増えてきていましたが、今回は少なく寂しい合奏になりました。

日々の合奏練習は曲をブラッシュアップしていきますが、人数が少ないため、今回は個人的に少しだけブラッシュアップできたのかなと感じる1日でした。

今の練習曲は「p」や「mp」が多いですが、「f」や「ff」と違い音量や表現力において難しさを強く感じる日でもありました。

 

次回練習は12月10日土曜日、一年の締めくくりです。今までの成果を少しでも積み重ねられるように頑張りたいと思います。


2023.10.23

 

10月21日土曜日。今年の夏の暑さは本当に身体にこたえましたが、そろそろ「霜降」。季節が進んでいることを感じる1日でした。

学生時代はテクニックを要する曲や難解な曲に憧れる方が多かったと思います。私自身、表現を追求したり、楽譜を詠んだりすることは二の次で丁寧さに欠けていたなあ、富澤先生の追悼演奏会の練習はそれを気づかせてくれる機会になっているように思います。富澤先生が振っているように感じるという方もいらっしゃるようです。

自分達が弾きたい曲を弾く、楽しみたいというだけでなく、自分達や聴衆者以外の為の演奏は今までと違う、何か新鮮な気持ちになります。

表現し難いですが、ゴールが普通の演奏会と何か違うように思います。そんな気持ちがだんだん支配してきたと感じた1日でした。

 

次回の練習は11月23日木曜日、紅葉の季節です。

会場は12時からの予約ですが、練習開始は今までと同様に13時すぎからです。

紅葉はその時期の寒暖差次第ともいいますが、ついでに紅葉狩りでも行ってみましょう。

「そうだ京都に行こう」(JR東海のキャンペーン)。

でもコロナから解放されて、東福寺、永観堂、嵐山・・・名所はどこも混雑してそう。

 

ニッチな穴場は、毘沙門堂、大原野神社、金蔵寺、仙洞御所、養源院、栄摂院の南庭(金戒光明寺の塔頭)、神光院(京都三大弘法)・・・調べると案外ありそうです(笑)。


2023.09.19

 

9月18日(月)、敬老の日。最近は自分がその域だと実感する日になってきました。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、二十四節気の「秋分」の日の9月23日は今週の土曜日。やはりまだ暑い日が続いています。特に今年は猛暑が続き体にこたえています。本日も富澤先生のお嬢様から差し入れをいただきました。ありがとうございました。

少し雰囲気に慣れ、曲の全体像もつかめてきた感じ。自分の音を出せるようになってきたと、思っている方も増えてきたのではないでしょうか。

前回は初日でもあり緊張感満載でした。今回9/18は、指揮者の方の練習の進め方や合奏中の一言一言、富澤先生の意図する楽譜の記載、また遠隔地にもかかわらず、富澤先生の追悼という思いを元に参加される方々が奏でる音など、富澤先生を強く感じる目に見えない成分(一般名:トミザワテルシン)の含有量が多い練習だったと感じました。また、そんな方々と比し、私は自分が発するトミザワテルシンの量は少なく、まだまだ練習が必要と、改めて実感した1日でもありました。

次回は10月21日(土)。その10日前の10月11日はマンドリンの日です。

このマンドリンの日は武井守成氏の生誕の日。日本マンドリン連盟が2018年に設立50年を記念して、マンドリン界に多大な貢献をされた武井守成氏の生誕の日をマンドリンの日に設定したそうです。

1890年に生まれ、東京外国語学校在学中の1911年にイタリアに留学され、そこでギターとマンドリンに出会ったそうです。1947年3月まで宮内省で務められ、1949年に亡くなられるまでマンドリン合奏曲・ギター独奏曲の作曲家として活動されました。

 

昔の武井氏に思いをはせ、トミザワテルシンをたくさん発せられるよう、次回以降も練習に励みたいと思います。


2023.08.14

練習初日を終えて

 

8月13日 日曜日、連日35度以上の猛暑日が全国で続いています。

コロナ5類移行に伴い、いろんなことが4年ぶりといわれる中、世間は帰省客、買い物客、行楽客でどこも賑わっています。

台風7号が明後日8/15あたりに近畿上陸、そのため新幹線は計画運休で帰省を切り上げてUターンするというニュースもある1日でした。

富澤先生の奥様とお嬢様が練習を見学にお越しになられ、陣中見舞いにとお茶を差入れいただきました。ありがとうございました。

練習の初日、参加人数は少なく少し寂しい感じでしたが、細かな部分は別にして、初見とは思えないくらい十分に曲になっていました。個人的に皆さん「すごいっ」とびっくりした次第です。

指揮者の大和田さんと村田さんは猛暑続きで参加者の疲れもご考慮され、頻繁に休憩をとって、さらに時間も早めに終わっていただいたため、翌日に疲れが残ることはありませんでした。

また、勿論全員が旧知の関係でなく、初対面の方も多くいらっしゃいましたが、学生時代のように懐かしくも厳しい練習で、いい刺激になった心地よい1日でした。

 

練習は始まったばかり。懐かしい楽しいだけでは前に進めません。これから大和田さんと村田さんの先導のもと、いい出来に曲が仕上がるように練習を重ねていきたいと思いました。