2024.11.06

 

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今年の夏はあんなに記録的な猛暑だったのに、最近の季節の進み方が特に早く、朝晩の服装の調整が難しいと感じます。それもそのはず、11/7は立冬。七十二候の山茶始開(つばきはじめてひらく)で、山茶花(さざんか)が咲き始める頃。「さざんか」は「椿」と混同されがちですが、椿に先駆けて咲くのは山茶花だそうです。

今日の練習は遠方の参加の方も多く、初めて40名を超えました。迫力を感じました。

先々月、機会があって、「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」のオペラ2本立てを見に行きました。概ねオペラの筋は浮気などドロドロしたストーリーが多いですが、ともに間奏曲はすごく美しい曲です。素人の私にとって、曲想とストーリーのギャップを大いに感じた日になりました。

マンドリンオーケストラの演奏会ではクラシックの編曲をプログラムに組み込むことはよくあります。その楽曲は、華々しい曲、荘厳な曲、静かな聴かせる曲など様々です。今回も富澤先生による編曲の楽曲が組み込まれています。

昔、私は、クラシックでは華やかで賑やかな曲を好んでいたように思いますが、年齢を重ねるとしっとり美しい曲が好みになってきました。前述のオペラの中では独立して演奏される間奏曲はまさしくしっとり系です。今回のプログラムもしっとり系も選曲されていますが、何曲目に入れるかでその役割が異なってくるようです。今回の指揮者もそのあたりに気を配りながら練習されておられます。

序曲、前奏曲、間奏曲などプログラムに組み入れる時にそれぞれの役割がありますが、本来の役割と異なる場面でプログラムに入れることもよくあります。序曲は華々しく最初を飾ったり、最後を締めくくったり、間奏曲は文字通り幕間のつなぎとして中間に入れたり、アンコールとして余韻を残しつつ、次の幕を期待させるように終わったりなど。

いずれにしても、どんな時でも聴き手側には様々に感じることが、プログラムの面白いところだと思います。個人的には今回を境に、富澤ワールドも次の第2幕につながっていくのではと、感じずにはいられません。

次回は1123日、勤労感謝の日。

小雪は11/22、七十二候の虹蔵不見(にじかくれてみえず)は1122日頃。陽の光も弱まり、虹を見かけなくなる頃。「蔵」には潜むという意味があるそうです。

また余談ですが1122日は「張子の寅」で有名な神農祭、大阪道修町の少彦名神社の例大祭の日でもあります。

練習場所はピアノを入れての練習で、大阪天満橋近くのプチエル(エルおおさか)です。お間違いのないようにお願いいたします。

 


2024.10.29

 

10/27は霜降の季節。七十二候の霎時施(こさめときどきふる)。

西日本と東日本の温度差が少しでき、季節の深まり方の違いを感じます。

月2回の練習は体力的にのちょっと厳しいと感じています。

今日は10月に首相になった石破首相の突然の解散宣言により、総選挙の投票日と重なり、いきいきセンターが投票所になったため利用できなくなりました。

自民党旧安部派等の裏金問題から今後の政権運営を左右する選挙になりそうです。

投票率の高い高齢者になりましたが、皆さん、期日前投票に行きましたか。練習後に投票に行くという方もいらっしゃるかもしれないですね。

今日の練習はそのため時間的に少し変則的になりましたが、急遽、代替会場を探していただきありがとうございました。今月から月2回の練習になり、気分的にも本番まで時間が迫っていることを実感し、緊張感を与えるためにも中止にせずに実施できたことは大きいことだったと思います。

来月はピアノが入った練習があり、一気に緊張感が高まってくると思いますが、賛助出演者の参加になってくると、我々一般参加者のためだけの練習ではなくなってきます。個人的には仕上げをしていかないといけになあ、と感じています。

次回は114日。二十四節気 秋の終わりの「霜降」の七十二候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」11/2から、立冬(117日頃)になる季節。いよいよ冬の始まり。私はこの季節の生まれで、最も心地よく感じる季節です。

 

演奏会もどんどん迫ってきます。個人的には仕上げをする意気込みで頑張ります。


2024.10.21

 

10/14  今は寒露の季節。菊花開(きくのはなひらく)は1013日頃 菊の花が咲き始める頃。旧暦では重陽の節供の時期で、菊で長寿を祈願したらしいです。

昨年の夏は猛暑だったようですが、雨が少なかったため、特筆すべき暑さだったようで、春と秋が無くなっていき、年々日本から四季が無くなっていくと実感します。

今年の暑さは、「観測史上最も・・」、という異例の連発の暑さでした。10月になってもこんなことを書いているのですから。

今月から練習は月2回。参加エントリーがさらに増え、今日は過去最高の出席でした。

遠方の方も前回は10人、今回は8人が出席、私ならあんなに遠くから出席できないなあ、と熱心さに圧倒されます。出席人数が多く皆さんのパワーで仕上がりが一気に近づいているように思いました。

次回は10/27は霜降の季節。七十二候の霎時施(こさめときどきふる)。

 

ときどき小雨が降る頃。「霎」をしぐれと読むこともあり、ひと雨ごとに気温が下がっていき、季節の深まりを感じ、私にとってやっと風情を感じる季節の到来です。


2024.9.17

 

9月16日(月祝)敬老の日です。白露の季節、七十二候では玄鳥去(つばめさる)は9月17日頃。都会のあちこちに姿を現していた燕、今年生まれたヒナはすっかり大きくなりました。無事に帰って、来年も来てくれることを祈っています。

いよいよ秋分は来週9/22。日本は四季がなくなり.夏と冬がだんだんと支配してくる感じですが、過酷に暑い季節が苦手な私にとって、ようやく厳しい季節から解放される季節の到来です。

さて本日はまだまだ続く猛暑の中、最も多く出席いただきました。暑さでへとへとの割には初めての新曲もあったためか、私は心地よい疲れで練習を終わることができました。

「弾ける」ところまで道のりは険しいですが、本番まで四半期ちょっとです。来月から月2回の練習、急いでブラッシュアップに励みます。

チラシは近々完成、パンフレットもすべての原稿が揃いました。秋の深まりとともに準備が進み、本番も近づいてきます。

 

次回10月の練習は10月14日(月祝)と10月27日(日)です。


2024.8.12

 

8月11日(日)山の日。

暦の上では立秋(8/7)を過ぎ秋。七十二候の寒蝉鳴(ひぐらしなく)は8/12頃。都会では蜩のカナカナという鳴き声を聞くことは稀ですが、先日吹田市で耳にした、と聞きました。都会の蝉と違い、本当に涼しげな声。

昔、高野山の町石道の登山中、過酷な登山を一瞬だけでも楽にしてくれるオアシスの様で、心が休まりました。真夏の暑さの中で、伊都の谷間で一時の清涼感を味わったことを思い出します。

前回練習から社会ではパリオリンピックが始まったり、株価が最高値を更新したり、最も大きな下げ幅、上げ幅を記録したりと忙しくニュースが飛び交う1か月でした。

また、温暖化という言葉も耳慣れてきましたが、今年の暑さは特に過酷。梅雨明け以降、関西では災害的な猛暑がもう約20日間も続いています。我々高齢者は特に注意が必要で、不要不急の外出は危険です。ご自愛ください。ただ最近早朝の気温が28℃くらいから25℃度前後に下がりつつあるので、やはり季節は気づかないうちに進んでいるようです。

8/8には宮崎・日向灘沖を震源にM7クラスの地震があり、初めて南海トラフ地震臨時情報が出されました。東日本大震災をしのぐ規模のようで不安ばかりが先行してしまいがちですが、巨大地震の確率が0.1%から0.5%に上がったとのことです。

さて、本日の練習は暑さの中、多くの方が集まりました。私は、最後はちょっとふらついてしまいましたが、久しぶりの曲の練習で頭がシャキッとしたように思います。

水分補給、塩分チャージ、適度にいっぱい食べて体力の維持では酷暑に負けてしまいそうです。夏バテ防止、熱中症予防にはそれぞれの工夫で対策し、過酷な夏を乗り切っていきましょう。

次回の練習は9月16日(月祝)敬老の日です。白露の季節、七十二候では玄鳥去(つばめさる)は9月17日頃。都会のあちこちに姿を現していた燕、今年生まれたヒナはすっかり大きくなりました。無事に帰って、来年も来てくれることを祈っています。

 

本番まで四半期ちょっとです。ブラッシュアップを急ぎましょう。


2024.7.16

 

715日(月祝)

今年の梅雨入りは近畿で6/21でした。今は茹だるような蒸し暑い季節の真っ只中。

小暑の季節。鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)は7/17頃。

7/17といえば、祇園祭り(別名鱧祭り)の前祭山鉾巡行。祇園祭りは別名のように、夏の始まりを告げる祭り。しかし、年々暑さは過酷になっている。こんな蒸し暑く、熱中症の危険が伴うに日に、よくあんなに人出があるものだ、と感心します。

昔、「鱧しゃぶ」を食べたことがありますが、安かったのか、ちょっと生臭かったことを思い出します。

前祭りと後祭りが1966年に統一されたが、後祭りが2014年から復活。人出の分散、観光と金の流れを活発にするのが狙いとのこと。始まりは平安初期の貞観11869)年。疫病が流行り、神に災厄を鎮め、安寧を願うのが本来の始まり、だったそうです。

地震や豪雨など温暖化による様々な災害や熱中症などが鎮まることを願うばかりです。

今日から新曲の練習が始まった。やはり初見で弾くと、弾ける弾けないに関わらず、心機一転また頑張ろうという新鮮な気分になり、猛暑続きの都会の喧騒を一瞬忘れてしまう時間を過ごすことができました。しかし、練習は体力を使うことを年々感じる年ごろになりました。

本番まであと半年。曲によって仕上がり具合に差がありますが、夏を乗り切ればあと少し、という感じでしょうか。

 

次回8月11日(日)山の日。暦の上では立秋(8/7)を過ぎ秋。寒蝉鳴(ひぐらしなく)は8/12頃。都会では蜩のカナカナという鳴き声を聞くことはほぼありませんが、蜩の声を想像し夏を乗り切っていきたいと思います。


2024.6.10

 

6月9日(日)。

いよいよ今年も梅雨間近、芒種(ぼうしゅ)の季節。去年の近畿の梅雨入りは5/29、平年は6/6ですが、今年は今週、梅雨を追い越して夏を先取りするみたいで、梅雨はあと数日先のようです。昨今の雨は降ると豪雨になるから、猛暑と豪雨に注意してください。

二十四節気の芒種の芒(のぎ)は「穂先の毛」のようなもののこと。芒種は“芒“の”種“を撒く時期であり、「米や麦などの穀物の種をまく時期」という意味があるそうです。

近年では、スギに代表される花粉症がイネ科の植物でも知られており、イネ科は既に5月から始まっています。この花粉症の人も少なくなく、注意したいですね。

ところで前回、この芒種の季節は蟷螂生(かまきりしょうず)、腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)の季節と記しました。どんどん富澤先生の卵がかえり、また蛍のように舞い飛ぶ様な合奏にしたいなあと思います、と前回の練習後記に書きました。さて、今日皆様はいかがだったでしょう。

学生時代、練習場に先生が入ってこられると、一瞬にして緊張感が走り、ダラダラとしていた合奏がしまります。次に我々の考える合奏と先生の考える音楽とのギャップを埋める、先生からの幾つかの言葉で少しずつ方向性が定まっていき、最後に「音楽になってきました」とよくおっしゃっておられたのを思い出します。

まだ、卵がかえったばかりで、「ずいぶん良くなってきました」と指揮者の方はリップサービスで言っていただきますが、蛍のように舞い飛ぶ様な華麗な合奏、先生のおっしゃる音楽にはもうしばらく時間がかかるかもしれないです。でも着実に近づいていることは確かだと思います。

次回715日(月祝)は小暑の季節。蓮始開(はすはじめてひらく)は7/12頃。蓮の花が咲き始める頃。優美で清らかな蓮は天上の花にたとえられています。ほぼ1年の練習を重ね、合奏がさらに優美になっているでしょうか。

 

鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)は7/17頃。鷹の子が飛ぶ枝を覚え、巣立ちを迎える頃。獲物をとらえ一人前になっていく頃の様です。指揮者の意図を把握でき、空のうえから、「音楽になってきました」と言われることを願います。


2024.5.28

 

526日(日)。

今は小満の季節、蚕が桑の葉を盛んに食べだしたり(蚕起食桑)、紅花が咲きほこったり(紅花栄)、麦の穂が実り始めたり(麦秋至)と賑やかになってくる季節。

昨年8月に練習が開始され、約10か月が経過しました。プログラムもほぼ確定し、残りの練習回数の方が少なくなり、合奏の出来もそろそろ形になって、賑やかになってきたと感じたい頃。しかし、皆様の心のエンジンはかなりかかっているように拝見しますが、合奏のエンジンは少しかかるのがズレているのかもしれません。

私は、合奏でちょっと困った個所に遭遇すると、昔を思い出し、富澤先生だったら、なんておっしゃるかな?と想像して弾くことがよくあります。しかし、遠い昔なので、なかなか呼び起こすのが難しいのが現状です。

今日、指揮者の方も、先生に「いつまでたっても上手くならないなぁ」と叱咤激励のように言われるだろう、とおっしゃっていたし、「走ってる」のではなく「焦ってる」と奏者の心理を読むような表現をされたり、先生だったら確かにおっしゃってるかもなぁ、と感じました。このように感じてしまうのは、他の演奏会ではなく追悼演奏会だからかもしれません。

次回は6月9日(日)。芒種の季節。蟷螂生(かまきりしょうず)、腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)の季節。どんどん富澤先生から卵がかえり、また蛍のように舞い飛ぶ様な合奏にしたいなあと思います。

 


2024.4.30

 

4月29日(月祝)

今は穀雨の季節、七十二候の「牡丹華」(ぼたんはなさく)は明日。ボタンで名高い長谷寺は今が1年で最も賑わう頃だが、ほかにも長岡京市の乙訓寺や明石市の薬師院もぼたん寺と言われているようだ。しかし、今年は早くも熱中症を警戒する日が始まった。

実質ゴールデンウイークは一昨日の4/27()から5/6()で、なんと10日間も。若いころは嬉しかったけど、年を重ねた今では、どうってことはありません。4/29に一時円安が加速し、1$=160円台に。海外旅行はかなり大きな出費になるみたいです。

3月16日に東京始発の北陸新幹線が金沢から敦賀に延伸しましたが、あまり便利になりすぎると、地方は観光で潤うことはあっても、長い目で見るとじわじわとさらに東京一極集中になっていくと考えます。人々の趣向も「インスタ映え」や「推し活」や、どんどん趣きが無くなって、ただみんな同じ方向に向かっているだけと感じているのは私だけでしょか。

音楽面でも人々の好みは変化し、マンドリン音楽ではイタリアオリジナルを聴く機会が減っているように思います。そんな風潮の中で、今回の追悼演奏会はイタリアオリジナルの貴重な曲目を中心に、クラシックを絶妙にマンドリンオーケストラにとりいれた富澤先生の編曲もあり、後世に引き継ぎたい楽曲が多いなぁ、と思います。

さて、今日は前回練習から1か月半空き、久しぶりの練習でしたが、2月から出席される方が回を重ねる毎に増え、音にどんどん厚みを感じるようになってきていると思います。

指揮者の意図する音に向かっているのではないかと思います。充実した練習日だったと感じています。以前NHKの「世界ふれあい街歩き」でイタリアのブッセートが流れていましたが、町中がヴェルディ一色、いつか行ってみたいと練習しながら改めて思いました。

次回は5月26日(日)。二十四節気の「小満」の季節、七十二候の「紅花栄(べにばなさかう)」春と秋が短くなってきている昨今、今年も夏の訪れが早いと思われますが、暑さ対策もしつつ京都でお会いいたしましょう。


2024.3.12

 

3月10日(日)

啓蟄を過ぎました。今年の啓蟄は3月5日でした。虫も花も活動を開始し、山が笑う季節。人も動物も、春の訪れを実感して、行動に変化が現れる季節と言われます。実行委員会で「ナブッコ」が決まり、懇親会が終わり、本格的に活動開始と行きたいですね。

この時期の旬の野菜は「うど」らしいです。私は食べたことがありません。うどは、苦味成分である「クロロゲン酸」と、「カリウム」が豊富な食材。

「クロロゲン酸」はポリフェノールの一種で、活性酸素から体を守る、抗酸化作用があることが知られていて、アンチエイジングと生活習慣病の予防に期待されるそうです。

「カリウム」は、浸透圧の調整に関わる栄養素で、塩分を体外に排出するのを促進してくれるので血圧低下とむくみの改善に効果が期待されるそうです。高血圧の私にとって、アンチエイジングを期待して練習の成果を少しでも発揮できるように「うど」を食べて練習の上達につなげたいものです。

2/15に日本のGDPがドイツに抜かれ4位に後退。2026年にはインドに抜かれ5位になるとの予測があるようです。そんな中で2/22に東証で株価が30,900円を超え、35年ぶりに最高値を更新。3/7には40,400台を記録。でもこの間、ドイツは9倍、韓国は3倍、アメリカは14倍に上がっている。日本経済はどうなっていくんでしょう。

さて今日は、「ナブッコ」練習開始。出だしのドラとチェロのかっこいい重厚な始まりに思わず酔ってしまいました。しかし、私はアレグロに全くついて行けず、本当に情けなく感じた1日でした。

全体ではさらに新たに参加された方も多く、回を追うごとに盛り上がっていることを実感しています。ただ、指揮者からは「半年経ったよ」、とまだまだ磨きをかけられるよ、と言われ続けています。

 

次回の練習日は4/29。1か月半以上空いてしまいます。新年度、引越しなど、何かと忙しい時期。新しい環境を迎える方もいらっしゃるかもしれませんが、練習音源も揃ってきましたので、個人練習の時間を確保して、磨きをかけていきましょう。


2024.2.12

 

2月12日(振休)。二十四節気の「立春」が過ぎました。皆さん福豆はいくつ食べましたか?年の数?数え年の数?

節分は年に4回ありますが、昔から立春から新年がはじまるという考えがあり、立春の前日の節分が重要視されていたそうです。

Wikipediaによると節分で豆まきをしたのは、「追儺(ついな)」という鬼払いの行事がはじまりと言われ、この行事は、大みそかに行われていたため、新たな新年の無病息災を願うということから「現在の年齢に新年の分を足した数の豆を食べた」と言われているそうです。「追儺」のほかに大儺(たいだ、たいな)、鬼遣(おにやらい)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)とも呼ばれています。

11日に全国一斉に年を取ると考えられていた昔の歳の数え方(数え年)と結び付けて、「節分には数え年の数だけ豆を食べる」ことが本来の考え方のようです。しかし、厳格な決まりはなく、実年齢の数だけ豆を食べたほうがわかりやすいという意見もあります。食べる豆の数にとらわれず、新しい年の無病息災を願って食べるということが大切ですね。

さて、練習開始から半年が過ぎ、本番まで1年を切りました。今月25日に参加者対象に実行委員会や懇親会も予定されており、これからの練習が盛り上がっていくことでしょう。

一部の曲の練習音源がアップされました。「個人練習に役立つ、これからどれだけ上達していけるか楽しみだ」、「毎回の練習に参加できないから、助かる」など、大きな反響が複数寄せられています。今までは毎回のように出席者が変わり、指揮者は同じことを毎回おっしゃっておられました。これからこのツールが広く生かされると、合奏の進捗が進み、大いに貢献することでしょう。

今日の練習はすでに活用されていた方がいらっしゃったのか、一段とレベルアップしたようでした。また、初めて参加される方も多く、今までで最も多い参加者数でした。その分音量だけでなく、深みや厚みのある奥行きのある合奏になったように私は感じました。

これからはテンポの変化や微妙な強弱の差、縦や横を揃えるなど磨きがかかってくると益々音楽になっていくようで楽しみです。

次回練習は3月10日(日)。そろそろ桜前線が気になるなど、春の便りを聞くにつれ心がうきうきしだしてくるころでしょうか。

 

先ほどのニュースで早咲きの河津桜が伊豆で例年より1~2週間ほど早く咲いているとのこと。合奏も華やかになっていくことを期待しています。

 


2024.1.7

 

1月7日(日)。あけましておめでとうございます。

追悼演奏会本番まであと1年になりました。

今年は能登地震、羽田空港での事故など悲しい話題で始まりましたが、これから明るく楽しい話題が増えてくることを祈っています。

最近は年末年始の準備として年賀状や正月飾り、御節料理も百貨店で注文したりで、個々に新年を迎える支度の光景がだんだんなくなり、日本の文化が変化していくことを寂しく感じます。

皆様、今年の年末年始はいかがでしたでしょうか。私は初詣をして、雑煮を戴いた以外は、いつもと変わらない年始でした。

二十四節気の「小寒」は1/5、芹が盛んに育つとされる頃とされています。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。最近ではスーパーで七草粥のセットを見かけますが、古い風習を残そうとしているようで、ちょっと嬉しく感じます。

さて皆様、今年最初の音出しはいかがでしたか。昨年8月から練習が始まり、かなり慣れてきたわりに寒さと正月気分でまだエンジンがかかりにくかったと感じた練習日でしたね。

演奏会まであと1年。富澤さんが「ほんとに演奏会するのか」と上から笑っているように思います。

来月2/25に演奏会参加者すべてを対象にした実行委員会が開催され、演奏曲やステージ構成、今後のスケジュールなどが話し合われ、ほぼ確定させるとのこと。さらに気合を入れて、これから練習の出来も伸ばしていきましょう。

 

次回練習は2月12日(月祝)。

 

二十四節気の「立春」もすぎ、春が待ち遠しくなってきますが、演奏会の本番まであと1年です。リスタートして、盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


2023.12.13

 

12月10日(日)。今回もいい天気でした。雨が少なく、琵琶湖の水位が下がり、水不足が懸念されています。

二十四節気の「大雪」は12/7、七十二候の熊蟄穴(くまあなにこもる)は12/12

今年は木の実が大不作で熊が人里まで下り、人的被害が全国各地で起こりました。またカメムシが大量発生しました。カメムシが多いときは雪が多い、という天気ことわざがあるようですが、近年はハズレているようです。因みに今年は暖冬の気配です。

朝晩はそれなりに冷えますが、寒い日は長く続きせず、寒さが緩む日は桁外れに緩みます。これも地球沸騰化の影響でしょうか。今日も緩む日を象徴する小春日和でした。

追悼演奏会の練習として今年の弾き納めでした。皆様いかがでしたか?

私は指揮者から、cresc.dimをしすぎないように言われた瞬間から大袈裟にしてしまい叱られたり、ミスタッチも多く、しかっりと真剣に聞き、楽譜を見ないといけないなと、また今回も反省の日でした。

合奏練習は、練習の度に上達出来ればいいですが、なかなかうまくいかず浮き沈みの繰り返しです。上達の度合いが徐々に上がり、浮き沈みが桁外れに大きくなく、そのブレ幅がだんだんと小さくなっていけばいいのかな、と思います。

次回練習、2024年の弾き初めは1月7日(日)。よいお年をお迎えください。

 

無病息災と練習の上達を願って、七草粥を食べる準備もしましょう。


2023.11.26

 

11月23日木曜日。勤労感謝の日。二十四節気の「小雪」は昨日でした。

今年は夏が猛烈に熱く長く、秋は短く、日本の四季が徐々になくなっていくことを痛感する年になりました。また季節の変化について行き難く、加齢をつくづく感じる年でもありました。

猛烈に熱い夏から始まった練習で徐々に増えてきた「トミザワテルシン」を練習でソロソロ発揮できる頃と思っていましたが、なかなかそんなに上手くいくものではありません。

しかし、毎回遠方からでも参加される方がいらっしゃり、「トミザワテルシン」を発揮されています。敬意を表します。

回数を重ねる度に参加者が増えてきていましたが、今回は少なく寂しい合奏になりました。

日々の合奏練習は曲をブラッシュアップしていきますが、人数が少ないため、今回は個人的に少しだけブラッシュアップできたのかなと感じる1日でした。

今の練習曲は「p」や「mp」が多いですが、「f」や「ff」と違い音量や表現力において難しさを強く感じる日でもありました。

 

次回練習は12月10日土曜日、一年の締めくくりです。今までの成果を少しでも積み重ねられるように頑張りたいと思います。


2023.10.23

 

10月21日土曜日。今年の夏の暑さは本当に身体にこたえましたが、そろそろ「霜降」。季節が進んでいることを感じる1日でした。

学生時代はテクニックを要する曲や難解な曲に憧れる方が多かったと思います。私自身、表現を追求したり、楽譜を詠んだりすることは二の次で丁寧さに欠けていたなあ、富澤先生の追悼演奏会の練習はそれを気づかせてくれる機会になっているように思います。富澤先生が振っているように感じるという方もいらっしゃるようです。

自分達が弾きたい曲を弾く、楽しみたいというだけでなく、自分達や聴衆者以外の為の演奏は今までと違う、何か新鮮な気持ちになります。

表現し難いですが、ゴールが普通の演奏会と何か違うように思います。そんな気持ちがだんだん支配してきたと感じた1日でした。

 

次回の練習は11月23日木曜日、紅葉の季節です。

会場は12時からの予約ですが、練習開始は今までと同様に13時すぎからです。

紅葉はその時期の寒暖差次第ともいいますが、ついでに紅葉狩りでも行ってみましょう。

「そうだ京都に行こう」(JR東海のキャンペーン)。

でもコロナから解放されて、東福寺、永観堂、嵐山・・・名所はどこも混雑してそう。

 

ニッチな穴場は、毘沙門堂、大原野神社、金蔵寺、仙洞御所、養源院、栄摂院の南庭(金戒光明寺の塔頭)、神光院(京都三大弘法)・・・調べると案外ありそうです(笑)。


2023.09.19

 

9月18日(月)、敬老の日。最近は自分がその域だと実感する日になってきました。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、二十四節気の「秋分」の日の9月23日は今週の土曜日。やはりまだ暑い日が続いています。特に今年は猛暑が続き体にこたえています。本日も富澤先生のお嬢様から差し入れをいただきました。ありがとうございました。

少し雰囲気に慣れ、曲の全体像もつかめてきた感じ。自分の音を出せるようになってきたと、思っている方も増えてきたのではないでしょうか。

前回は初日でもあり緊張感満載でした。今回9/18は、指揮者の方の練習の進め方や合奏中の一言一言、富澤先生の意図する楽譜の記載、また遠隔地にもかかわらず、富澤先生の追悼という思いを元に参加される方々が奏でる音など、富澤先生を強く感じる目に見えない成分(一般名:トミザワテルシン)の含有量が多い練習だったと感じました。また、そんな方々と比し、私は自分が発するトミザワテルシンの量は少なく、まだまだ練習が必要と、改めて実感した1日でもありました。

次回は10月21日(土)。その10日前の10月11日はマンドリンの日です。

このマンドリンの日は武井守成氏の生誕の日。日本マンドリン連盟が2018年に設立50年を記念して、マンドリン界に多大な貢献をされた武井守成氏の生誕の日をマンドリンの日に設定したそうです。

1890年に生まれ、東京外国語学校在学中の1911年にイタリアに留学され、そこでギターとマンドリンに出会ったそうです。1947年3月まで宮内省で務められ、1949年に亡くなられるまでマンドリン合奏曲・ギター独奏曲の作曲家として活動されました。

 

昔の武井氏に思いをはせ、トミザワテルシンをたくさん発せられるよう、次回以降も練習に励みたいと思います。


2023.08.14

練習初日を終えて

 

8月13日 日曜日、連日35度以上の猛暑日が全国で続いています。

コロナ5類移行に伴い、いろんなことが4年ぶりといわれる中、世間は帰省客、買い物客、行楽客でどこも賑わっています。

台風7号が明後日8/15あたりに近畿上陸、そのため新幹線は計画運休で帰省を切り上げてUターンするというニュースもある1日でした。

富澤先生の奥様とお嬢様が練習を見学にお越しになられ、陣中見舞いにとお茶を差入れいただきました。ありがとうございました。

練習の初日、参加人数は少なく少し寂しい感じでしたが、細かな部分は別にして、初見とは思えないくらい十分に曲になっていました。個人的に皆さん「すごいっ」とびっくりした次第です。

指揮者の大和田さんと村田さんは猛暑続きで参加者の疲れもご考慮され、頻繁に休憩をとって、さらに時間も早めに終わっていただいたため、翌日に疲れが残ることはありませんでした。

また、勿論全員が旧知の関係でなく、初対面の方も多くいらっしゃいましたが、学生時代のように懐かしくも厳しい練習で、いい刺激になった心地よい1日でした。

 

練習は始まったばかり。懐かしい楽しいだけでは前に進めません。これから大和田さんと村田さんの先導のもと、いい出来に曲が仕上がるように練習を重ねていきたいと思いました。